ちらうらにっきちょう

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

『あまつみそらに!』夏帆の立ち位置

 PSP版の夏帆ルートを再プレイしていて、ふと思ったことをちらうら。
 完全に妄想なうえ長いのでスルー推奨。
 …まさか夏帆メインで一記事使うことになるとは。

 あと、本編ネタバレもあります。



(追記)
 間を置いて再プレイする度に、思うことがコロコロ変わる…
 以下の長々と語ってるのは、あくまでその時限りで思ったこと、ってカンジでどうかひとつ。
 ちょくちょく合間に追記されてる部分で、もし言ってることが前後で矛盾してたら、それはきっと再プレイの度に思ったことが変わってるからです。
(/追記ここまで)


 ずっと気になってた「夏帆ルートだけ何故、怪の事件や 神奈が島神になることを決意するに至る経緯などが全く絡まなかったのか」。
 まず、そもそも その前提がある意味間違っていたというか。

 テニスの大会が終わったあたりで神奈の神様としての在り方の話になった時に、「神奈がやる気にならないとダメだけど、結局は神奈まかせじゃなくて自分たちも頑張んなくちゃダメじゃね?」みたいな話があった気がします。
 こういう話の流れで、自然と高久を精神的に手助けする考え方を提示できたのって実は夏帆だけじゃないかと。
 他のルートだと、神奈が神様をやる気にさせるのに銀王までが「高久ががんばれよ(意訳)」な流れになるのが主ですし。まあ高久は神奈といろいろ特別な関係というバックボーンがある主人公だから、そうしないと話が進まないという物語上の都合もあるし、当然といえば当然の流れではあるんだけど。

 ただ、この夏帆ルートにおける上記の話の流れに出来たのは、高久・神奈・美唯・千紗・満広といった幼馴染陣営と親友というポジションを確立しつつも、付き合い自体は現学年からで浅く、怪との関係も限りなく薄い、比較的一般島民的な考えを持つ夏帆だからこそ持っていけたんじゃないかなと思った次第です。

 で、話は「まあ何にしても神奈次第。助けがいるならそうすればいい」と、他ルートに比べ 具体的には何も解決してないものの至極真っ当な結論となって終了し、その後は前述のとおり、怪や神とは関係のない話になるわけです。厳密には穂乃里関連の話がまだあるけど、夏帆ルートにおいては穂乃里の怪要素よりも穂乃里という個人の存在のほうが重要な気がするので。
 つまり、夏帆ルートにおけるオカルト要素はここで完結しているのではないかと。何か事件が起こる前に、アッサリその辺の話を終わらせていただけではないかと。

 当然「ならばそのあとで他のルートのように事件的な要素を据えて、怪要素を絡めることも出来たのでは」という話も出てくるかと思いますが、そういう たらればの話はまた別の問題になってしまうので今回は省略。
 大事なのは、「ならばそういう流れに出来る夏帆ならではの、その後のシナリオ展開はどんなものか」ということで、結果的にああいう学園青春日記になっただけ、なのではないかと。

 ルート序盤で満広から夏帆へアドバイスがあったように、「皆を助ける高久を助ける」というのが夏帆ルートのキモで、夏帆は「高久ならこうする、こう考える」というのを意識して行動するようになるわけだけど、メインルートになった時にそういう立ち位置が主のヒロインって、実はいなかった気がするんですよね。
 カミカゼのまなみシナリオが「囚われの慶司を助ける」という、攻略ヒロインの中では唯一の主人公的ポジションという異彩を放っていましたが、それとどことなく通じるものがあるような、ないような… って、完全に余談ですねこれ。

 サブルートであれば、美唯は常に高久の味方だし、千紗も態度がつれなかったり時には厳しい言葉をかけることもあるけど観崎一家を思ってという部分は一貫してるし、深影も先輩としてお姉さんとして常に高久含め皆を気にかけてるけど、これらは皆、自分がメインのルートに入ると 美唯や千紗は元々自分が抱えている怪の問題が、深影は神奈や銀王のことも含め巫女としての立ち位置が話の軸になるので、必然的に高久に救われるヒロインというポジションになってます。

 もちろん夏帆自体もテニス部存続問題が最後まであるわけだけど、高久と一緒に祭事の手伝いをしたり、付き合い始めてからも家族である神奈や美唯が高久に甘えることを前向きに受け入れ態勢だったり(これも高久独占欲が出てくる他メインヒロインルートでは表立って見られない傾向)、とにかく高久の為に積極的に動くヒロインの姿が並行して描かれているわけで。

 つまり夏帆ルートは怪の事件や島神問題といった深刻な問題こそメインじゃないものの、その代わり高久と並んで走れるヒロインの姿というか、そういうポジションを見事に確立してると思うのですよ。
 言うなれば、報われるべくして報われたメイン・サブヒロインというか。 …あれ、なんか違うな、もっと適切でカッコイイ呼び方が思いつけばいいのですが。 …スーパーサブ? いや、たとえがもっと離れたか… うーん。



(追記)

 大事なことをひとつ忘れてた。むしろこれが一番の特徴だったかもしれません。
 夏帆ルートでの重大な要素として、千紗や美唯の態度が他ルートと大きく違うポイントがあるのです。

 プレイした人はご存知の通り、千紗と美唯はそれぞれの個別ルートに入らなかった場合、夏帆ルート以外だと…

 ・千紗:久羽の死による心の呪縛が解けず、観崎一家を気にかけちょくちょく助けながらも、高久に対してはずっとどこか一線を引いたそっけない態度のまま。

 ・美唯:他ヒロインを好きになった兄を応援・祝福しつつ、自分の恋をひっそりと(でもないか…)終わらせる。穂乃里ルートに至っては明確に失恋。

 …というカンジに、この2人は少し影を残したままになるわけですが。
 ところがどっこい、夏帆ルートでのみ、

 ・千紗:「観崎」呼びは変わらずも、そっけない態度がかなりナリを潜め、普通に幼馴染な関係。
 象徴的な会話は、逃げた神奈とそれを追いかける美唯のことを高久が千紗に頼んだ際の、
高久「お姉さんだろ」
千紗「私のほうが神奈より誕生日があとなんだけど…」
 とか。文句を言いつつも「お姉さん(=幼馴染)」であることを否定しない。
 それから、穂乃里が正体を明かした際にも、事情があったとはいえ自分に秘密を作っていた高久に対して、不満な態度を隠さず文句を言うところとかも。
 さらに細かいところを挙げれば、当然のように蛙地蔵の掃除を手伝う高久に対してこっそり笑顔を見せるところとか、他にもちょいちょいあるけどキリがないので省略。

 ・美唯:もう、ラストの「ないかー!」が全てじゃないかと(笑)
 いやでも、わりと本気で。京香さんの「高久の中にある、家族を大切にする心を決して邪魔してはいけない」っていうアドバイスから、夏帆が最終的に「(神奈と美唯と)みんなで一緒に高久といればよいではないかー!(意訳)」っていう結論に至った結果、美唯が必要以上に悲壮にならず済んだというか。
 つまり夏帆は、図らずも美唯を落とさず救い上げることに成功した凄いやつなのかもしれません。



 夏帆ルートならば、きっと千紗はいつまでも仲の良い幼馴染で、美唯も遠慮せずに高久に甘えられるという、ヒロインたちの平均幸福値が最も高い未来になるのではないでしょうか。
 そう思うと、夏帆ルートの価値というのは思った以上にデカイかもしれません。

(/追記ここまで)



 とにかく、夏帆ルートは あれはあれで良いものだ! ということを言いたかったのです。
 なにより、
 可愛ければいいじゃない。エロゲだもの。
 ということで。



 だからクロシェットさん、エロあり逆移植で更なる夏帆の魅力を是非、ということで。
 もちろん穂乃里も。出来ればスズノネのトアと真夜も。



 これだけ長々と語っておいて、言いたいことが「エロがほしい」だぜぇ?
 ワイルドだろぉ?



(さらに追記)

 久しぶりに穂乃里ルートをプレイして思ったこと。

 穂乃里ルートも夏帆ルートと同じく「神奈や高久まかせじゃなくて、みんなで助けられることがあるならどんどんやろうず」っていう雰囲気だったみたいですね。
 つまり、PSP版での追加部分全般に、PC版での「神奈しっかりせい、高久しっかりせい」ばかりの全体的な雰囲気のフォローが入ってる、と。

 しかし穂乃里ルートは、なんというか…
 以前の感想記事の時も言ったかもしれないけど、面白いんだけど突貫工事だったのかな? っていう雰囲気が若干。
 シーンのつなぎの文はしっかりと次のシーンにつながってるんだけど、シーン(イベント)自体の並び順が、なんというか… 順番を組み替えながら試行錯誤してるうちに時間切れになっちゃったのかな? っていう微妙なチグハグ感があるんですよね。 …言ってる意味、伝わりますかね… 自分でも何言ってんのか分からないんですけど…

 あと、やっぱり合間のイベントも抜けてるイメージが。
 なんかクッションが足りないというか、溜めが足りないというか。

 例えばクライマックスの穂乃里消滅→救出あたりの流れとか、もうちょっと何かあってもいいと思うんですよね。スピーディに物事が進みすぎてたというか…
 スポーツで例えるなら、ブザー・ビーター → 「入るか!?」→「入ったァー!」で最高に盛り上がりそうな展開だったのに、終了数秒前にとっさにボール投げて「えっ、あっ、えっ!? 今のシュート打ったのか!」って戸惑いの余韻が消えてないのに決勝点が入って試合終了した、みたいな…

 うーん、だめだ。例えが下手すぎる。



(さらにx2 追記)


 あーそっか、なんでこんな単純なことに気付かなかったんだろう。

 夏帆ルートはアレだ、「高久がヒロインを攻略」するんじゃなくて、「高久がヒロインに攻略」されるルートなんだ。
 普通人の夏帆が主人公で、気になる男子を落とすだけの話だからってのも、怪が絡まない理由のひとつなのかも。
 なんか凄くスッキリした。



 どうでもいいけど、今更公式ページのキャラ紹介で優衣ちゃん先生の立ち絵を見たら…
 タイトミニのスーツだったのかよ! エロいな! 幼児体型と喋り方ですっかり騙されてたよ! ゲーム中の立ち絵だとスカート部分ギリギリくらいまでしか(たぶん)見えてないし!
 もう高久にエロいことされちゃえばいいと思います! もしくはしちゃえばいいと思います!
 FDはよ!
 姫先輩ルート&京佳さんルートと、深影先輩と高久が致してる最中に銀王が乱入してくる変則3Pシーンも一緒に収録すればいいと思います!
 はよ! はよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!



(プリコレプレイ後追記)

 うん、なんというか、その。

 怪とか魔法とか超能力とかのトンデモ要素が薄いプリコレのシナリオを作るにあたって、夏帆ルートで試してみたっていうのが正解な気がして来ました。
 プリコレプロトタイプみたいな。
関連記事
スポンサーサイト

| クロシェット | 18:13 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://butimake.blog71.fc2.com/tb.php/1733-f31eb206

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT